http://www.youtube.com/watch?v=RObh9ntAKFE&feature=plcp
文化は悲劇を内包していないと光り輝かないのかも知れない。
売春業、サービス業ではなく、芸者文化が存在できた理由は圧倒的な貧富の差です。
芸者文化の本質は花柳という場で、社会の最強者と最弱者が出会うところにあるのです。
安く仕入れて高く売る、が商売の基本です。
置屋のおかみさんも同じです。
田舎から仕入れ芸を仕込んだ少女を高く売りたい。
そこでイメージするのが花笠音頭です。
少女が、可憐に、弱々しく、ぎこちなく(下手くそに)花笠音頭を踊るのです。
旦那さんが「よ~し、この子を俺がなんとかしてやろう」という気を起こすこと請け合いです。
私は芸者踊りをまったく知らないのですが、花笠音頭は芸者踊りの影響を強く受けているのではないのでしょうか?
そして、花笠音頭を仕込まれた、中学生、高校生を見てみたい。
そんなことをこの曲がかかるたびに思うのです。